徒然なるままに本と日常

生きづらい新入社員が綴る日常と本のこと

カウンセリングのコツ

メンタルケアや、うつ病の治療の一環でカウンセリングを受ける機会もあると思います。

しかし、誰か見ず知らずの人に自分の話を聞いてもらうなんて、どうしたらいいか

戸惑う方も多いと感じています(特に精神疾患を抱える方は、自分でため込むタイプの

人がほとんどな気がします)。

あくまで素人の個人のアイデアで、これが絶対というわけではないので、自分の性格や状態などを鑑みて、しっくりいくやり方を見つけてください。

そのヒントになればと思います!

☆話すことを用意する
ノートを取っておいてそれを見ながら話しても大丈夫です。
絶対話すぞ!というワードを箇条書きでも殴り書きでもなんでもいいので、

それを思い付いたときに書いたりスマホに打ったりしておきます。


・具体的な最近の感情

・どんなときにどんなことを思ったか
・困っていること
・できるようになったこと
・できないこと
・聞いてみたいこと

・体調の変化

 

を主に書くようにしています。後で見返すことができるので、症状の変化もわかります。

☆終わったらメモ

カウンセリングが終わったら、なるべく早いうちにまたメモを残しておきます。


・カウンセラーさんが言ったことで心に残ったこと
・感想
・上手く言えなかったこと
・話しているうちにあった発見

などなど。日記代わりに「今日は晴れてまぶしかったので、カウンセラーさんがブラインドを下ろしてくれた」などなんでもいいです。

どうせ人に見せるものでないので、気軽に行きましょう。

 

☆嘘をついたり、見栄を張ったりしない!

カウンセリングで話したことは、外部に漏れることはありません。

時間はかかると思いますが、カウンセラーさんを信頼して、ありのままを話してください。

わたしも最初は嘘をつくこともあったのですが、優秀なカウンセラーさんで相性も

よかったので、嘘を吐くと「うーん?それはほんとうにあなたの心から

産まれた感情ですか?」と深堀りされました(手怖い)。

普段、自分や家族、友人に嘘をついたり、明るく振る舞ったりしていても、

カウンセリングの時間だけでもいいので正直になってみませんか。



☆カウンセラーさんは、アドバイザーではない


カウンセラーさんは、私たちクライアントが話すまで待ってくれたり、言葉を探すのを手伝ってくれたりするだけです。
慰めやアドバイス、解決策を提示してくれるわけではありません。
話を聞いてもらって、一緒にもう少し生きやすくする方法を探っていくのです。

カウンセラーさんに相談すれば解決する、なにか明確に正しい答えが見つかると

思わないでください。

逆にいえば、カウンセラーさんは必要以上に干渉しないでいてくれます。
わたしのうつ病がよくなってきているのも、週に一度自分の状況を整頓する時間があるからだと思います。

 

☆要望ははっきり伝えること

わたしは体質的に部屋が明るすぎたり、寒すぎたりするのが苦手で、

何回目かのカウンセリングでそれを伝えた時、次回から部屋の照明を落としてくれました。

自分が少しでも話しやすくリラックスできる空間をつくるために、

カウンセラーさんは全力でサポートしてくれます。

カウンセリング中にお茶を飲んだり、体操したり、一定の時間個室にいるのが

つらいときは少し歩かせてもらったり・・・。

いろんな工夫を、ぜひ自分からしてみてください。ほんの少しのことでもいいのです。

 

カウンセリングが「心を病んだ人」が受けるものではなく、ちょっと自分の中で

整頓したいことがあった時に気軽に受けられるものになればいいな、と願っています。