壁井ユカコ『2.43 清陰高校男子バレー部①②』(集英社文庫)
壁井ユカコ『2.43 清陰高校男子バレー部①②』
あらすじ(文庫抜粋)
①東京の強豪中学バレー部でトラブルを起こした灰島公誓は、母方の郷里・福井に
転居し、幼なじみの黒羽祐仁と再会する。
ずばぬけた身体能力を持つがヘタレな黒羽と、
軋轢を引き起こす問題児・
②高一の夏。
ぎくしゃくしていた二人だが、
そして、
清陰高校だが、
感想
前回読んだ壁井作品が『サマーサイダー』で「蝉???せみ!!
これは、
いろんな意味で熱い!!
普段はあまり青春小説を読まないのですが、
ものすごく微妙でバランスの取りにくい男女関係だったり、
向き合い方だったり、
福井のリズム感のある方言も物語のエッセンスになっていますが、しつこすぎず、
とにかく最後まで全体を通して「すっきり」しています。
このあとのシリーズ続刊を読み進めるのが楽しみです。
作中でバレーのルールに置いてけぼりにされることはないのですが
ポータルサイトにギャラリーなどの詳細情報がてんこ盛りですので、
あわせてどうぞ!