徒然なるままに本と日常

生きづらい新入社員が綴る日常と本のこと

うつ病の別人作用

うつ病の治療を1年続けてカウンセリングも受けてきましたが、

うつ病に罹る前の自分がどんなことを考えて、どんなふうに生きていたのか、

恐ろしいことに記憶がほとんどありません。

今のわたしとはあまりにもいろいろなことが違いすぎるからです。

今回はその現象を「別人作用」と名付けて分析してみました。
薬や整体にも「本作用」と「副作用」がありますが、そんな感覚です(どんな感覚)。

 

☆体力、気力の低下

やっぱり一番感じるのはこれです。

とにかく疲れやすくなって、回復も遅くなりました。

わたしは38℃くらいの熱が出ても平気で歩き回れるくらいの体力があったのですが、

もはやそれは誰のことだったのやら・・・、状態です。

というより、そもそも体力・気力のメーターというか、バッテリーというか、

基本容量がとっても減りました。

常にそろそろ替え時のスマホのバッテリーみたいな、そういう状態です。

☆突然電池が切れる
何も原因はないし、思いあたるストレス現象もないのに、急にやる気がなくなります。

サボりたいとかめんどくさいというより、生命力が落ちすぎて脳がシャットダウンしている感覚に近いです。

さっきまで頑張ろうとして、ご褒美も用意していたのに、急に闇の中です。

ほんとつらい。

しかも、電池が切れるだけでなく、なんとなーく嫌だなあ、避けたいな、と思うことが

頻繁にあります。

風邪の治りかけの朝みたいな、そういう怠さが常に体にまとわりついているのです。

☆眠れないのに、ものすごく寝てしまう

わたしはもともと寝つきが良い方ではなかったのですが、ほんとうに入眠までに時間がかかるようになりました。酷いと23時に布団に入ったのに、寝たのは3時の時も

ありました。今でも1時間はかかります。

その間何をしているかと言うと、ただぼんやり天井や干してある洗濯もの、壁を

見つめてお話しているのです。なにしてんだわたし。

しかもこれ、寝るのに時間がかかるだけならいいのですが、夜中に何度も起きてしまったり、起きる時間も予定より早いこともあるのです。

だいたい1~2時間くらいは早く目が覚めます。

調子のいい日はストレッチをしたり、温かいお茶を淹れて過ごすこともありますが、

一度目が覚めると二度寝はできないので、じりじりとただ時間が過ぎていくのを

待つしかないときも。


その割に、休日となると一日中寝ている日もあります。

どれだけ寝ても眠くて、疲れが取れないのです。薬も処方してもらっていますが、

この不眠と過眠のバランスがおかしいせいで、体調も整えにくいので困ってます。

カウンセリングのコツ

メンタルケアや、うつ病の治療の一環でカウンセリングを受ける機会もあると思います。

しかし、誰か見ず知らずの人に自分の話を聞いてもらうなんて、どうしたらいいか

戸惑う方も多いと感じています(特に精神疾患を抱える方は、自分でため込むタイプの

人がほとんどな気がします)。

あくまで素人の個人のアイデアで、これが絶対というわけではないので、自分の性格や状態などを鑑みて、しっくりいくやり方を見つけてください。

そのヒントになればと思います!

☆話すことを用意する
ノートを取っておいてそれを見ながら話しても大丈夫です。
絶対話すぞ!というワードを箇条書きでも殴り書きでもなんでもいいので、

それを思い付いたときに書いたりスマホに打ったりしておきます。


・具体的な最近の感情

・どんなときにどんなことを思ったか
・困っていること
・できるようになったこと
・できないこと
・聞いてみたいこと

・体調の変化

 

を主に書くようにしています。後で見返すことができるので、症状の変化もわかります。

☆終わったらメモ

カウンセリングが終わったら、なるべく早いうちにまたメモを残しておきます。


・カウンセラーさんが言ったことで心に残ったこと
・感想
・上手く言えなかったこと
・話しているうちにあった発見

などなど。日記代わりに「今日は晴れてまぶしかったので、カウンセラーさんがブラインドを下ろしてくれた」などなんでもいいです。

どうせ人に見せるものでないので、気軽に行きましょう。

 

☆嘘をついたり、見栄を張ったりしない!

カウンセリングで話したことは、外部に漏れることはありません。

時間はかかると思いますが、カウンセラーさんを信頼して、ありのままを話してください。

わたしも最初は嘘をつくこともあったのですが、優秀なカウンセラーさんで相性も

よかったので、嘘を吐くと「うーん?それはほんとうにあなたの心から

産まれた感情ですか?」と深堀りされました(手怖い)。

普段、自分や家族、友人に嘘をついたり、明るく振る舞ったりしていても、

カウンセリングの時間だけでもいいので正直になってみませんか。



☆カウンセラーさんは、アドバイザーではない


カウンセラーさんは、私たちクライアントが話すまで待ってくれたり、言葉を探すのを手伝ってくれたりするだけです。
慰めやアドバイス、解決策を提示してくれるわけではありません。
話を聞いてもらって、一緒にもう少し生きやすくする方法を探っていくのです。

カウンセラーさんに相談すれば解決する、なにか明確に正しい答えが見つかると

思わないでください。

逆にいえば、カウンセラーさんは必要以上に干渉しないでいてくれます。
わたしのうつ病がよくなってきているのも、週に一度自分の状況を整頓する時間があるからだと思います。

 

☆要望ははっきり伝えること

わたしは体質的に部屋が明るすぎたり、寒すぎたりするのが苦手で、

何回目かのカウンセリングでそれを伝えた時、次回から部屋の照明を落としてくれました。

自分が少しでも話しやすくリラックスできる空間をつくるために、

カウンセラーさんは全力でサポートしてくれます。

カウンセリング中にお茶を飲んだり、体操したり、一定の時間個室にいるのが

つらいときは少し歩かせてもらったり・・・。

いろんな工夫を、ぜひ自分からしてみてください。ほんの少しのことでもいいのです。

 

カウンセリングが「心を病んだ人」が受けるものではなく、ちょっと自分の中で

整頓したいことがあった時に気軽に受けられるものになればいいな、と願っています。

壁井ユカコ『2.43 清陰高校男子バレー部①②』(集英社文庫)

壁井ユカコ『2.43 清陰高校男子バレー部①②』


📖あらすじ(文庫抜粋)

①東京の強豪中学バレー部でトラブルを起こした灰島公誓は、母方の郷里・福井に

転居し、幼なじみの黒羽祐仁と再会する。ほとんど活動も行われていないバレー部で、一人黙々と練習を始める灰島だが……。
ずばぬけた身体能力を持つがヘタレな黒羽と、圧倒的な情熱と才能ゆえに周囲との

軋轢を引き起こす問題児・灰島を中心に、田舎の弱小バレー部の闘いが始まる!

純粋で真っ直ぐな青春小説、誕生。

②高一の夏。清陰高校バレー部で改めてチームメイトになった黒羽と灰島は、個性的な先輩たちと共に全国を目指し練習に明け暮れていた。一年前の一件を引きずって

ぎくしゃくしていた二人だが、夏合宿を前に互いへの信頼を取り戻す。

そして、期待が高まる中で迎えた県高校秋季大会。順調に勝ち上がってゆく

清陰高校だが、準決勝を前にまたもや事件が―――。

まぶしくひたむきな青春小説、第二弾!

🌿感想
前回読んだ壁井作品が『サマーサイダー』で「蝉???せみ!!セミぃぃ!?!?」で感情が埋もれたこともあり、青春小説でしょと半ば胡乱な目で読み進めましたが…、

これは、青春小説というより、すべての不器用な人間に向けられたエールというか、

ヒントというか…。

いろんな意味で熱い!!

普段はあまり青春小説を読まないのですが、これは変にどろっと熱くなく、

でも確かに若者特有の荒削りの激しさみたいなものがありました。
ものすごく微妙でバランスの取りにくい男女関係だったり、自分のやさぐれた心との

向き合い方だったり、いろんなものが詰まっていて楽しめました。

福井のリズム感のある方言も物語のエッセンスになっていますが、しつこすぎず、

とにかく最後まで全体を通して「すっきり」しています。

このあとのシリーズ続刊を読み進めるのが楽しみです。

作中でバレーのルールに置いてけぼりにされることはないのですが

巻末にバレーボールの初級講座が載っているのでさらに面白いです

 

ポータルサイトにギャラリーなどの詳細情報がてんこ盛りですので、

あわせてどうぞ!

 

2.43 清陰高校男子バレー部 ポータルサイト

うつ病とはなんぞや

こんにちは。

今回は、わたしがうつ病になった経験を数回にわたってお話ししたいと思います。

おなじ「うつ病」といってもそれぞれ個人差があると思いますので、

あくまで一例としてお読みいただけると嬉しいです。

 

さて、そもそも「うつ病」とはなんでしょうか。

心の病?メンタルが弱い人がなる病気?甘え?

たびたび誤解されやすく、認知度も低いこの病気ですが、その正体をみていきます。

 

厚生労働省によると、

 

うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。脳がうまく働いてくれないので、ものの見方が否定的になり、自分がダメな人間だと感じてしまいます。そのため普段なら乗り越えられるストレスも、よりつらく感じられるという、悪循環が起きてきます。
 

とあります。

そうです。うつ病は「脳の病気」なのです。

日本には100人に3~7人の割合でいるようです。

詳しくは厚生労働省のHPリンクを張っておきます。

 

 

 

 

うつ病|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

ドイツ体験記①街の様子~バス~

わたしが2018年ドイツに単身留学をしたときに感じたことを、必死で思い出して綴ります。

みなさんは、ドイツというとどんなイメージですか?じゃがいもとお城とサッカー?
それだけじゃないドイツの魅力やほんとのところ、覗いてみませんか。

第1回めは街の様子です。
残念ながら写真データを吹っ飛ばしてしまったせいで、あまり残っていないのですが…。

🚌バス
バスの中で日本人がすることと言ったら、音楽を聴いたり本を読んだり、スマホを見たりだと思います。

でもドイツでは、それらをしている人はあまり居なくて、ただぼっーと外の景色を眺めていたり、友だちと話している人が多かったです。

わたしもリスニング力を高めようと、イヤホンは外して聞き耳を立てていました。

ところで、ドイツは移民問題も挙がっているように、多くの国籍の人が集まって暮らしています。
それでも未だに黄色人種に対する差別や偏見は根強いと感じました。
バスの中でさり気なく離れられたり、空いているのお店で一番隅っこに案内されたり…。

そういえば、滞在中になんども韓国人や中国人に間違われ「ここに行くにはどこのバス停?」と聞かれました。
その度に "Ich bin Japanerin!!"(私は日本人です)と返してましたが、あまりに多くの人に声を掛けられるので途中から怒ったような口調になってました(理不尽)。
たまに声を掛けて意識をそらしているうちに鞄の中身をスる詐欺もあるので、しっかり握っていました(笑)

わたしの滞在していた街では、中央駅の前に10以上のバス停があり、いつも混雑していました。
バスは指定のバス停に泊まるのが普通なのですが、あまりに込んでいると他の空いているバス停に停まることも多々あるので
気が抜けません。ぼーっとしていると乗り過ごします。

うつ病の症状

あくまでわたし個人の症状ですが、
うつ病になってから変わったと思うこと、できなくなったことをまとめてみました。

【生活】
・記憶力が落ちる
・文字や聞こえてくるものが理解できない
・言葉が上手く出てこない
・お風呂や掃除、歯磨きなど基本的なことができない
・バイトに行けない
・暴食と食欲がないときの差が激しい
・薬を服用
・LINEやメールが面倒
・お出掛けができない
・常にスマホの充電を満タンにして出掛けないとソワソワする
・外出先で無性に帰りたくなる。ここにいては狂ってしまう、と思う
・思考力、集中力の低下。ドラマが最後まで観られない
・物忘れが酷くなる。置き忘れ、やり忘れ、勘違いなど

【身体】
・常に疲れる、肩こり
・夜眠れず、朝は早く起きてしまう
・身体が重い
・頭痛
・聴覚過敏が悪化する

【気持ち】
・なにもなくても気分が落ち込む
・何もかも嫌になる
・虚しくなる
・死にたくなる
・人に会いたくない、話したくない
・感情が攻撃的になる
・何か辛うじて楽しみにしていたことでも、不意に味気なく感じてできなくなる

眠れないよるにぴったりの音楽3選

まだ梅雨も明けきらぬ今日この頃。
気圧の変動で眠れない、気分が落ち着かない、なんとなく寝れない…、そんな方はいませんか?

辛い夜に、心がストンと元の場所に戻るような素敵な曲を紹介します。

①雨とピアノ
https://youtu.be/Lp6XlsBm_Lw

You Tubeのリングを貼っておきます。
騒がしすぎない雨の音と、静かに寄り添うピアノの音がなんとも素敵です。
3時間と長さもちょうどよく、広告もないので安心して音に身を委ねられます。

②ピアノの世界
https://youtu.be/lCOF9LN_Zxs

こちらもYou Tubeから。
ピアノのみの音楽で60分弱と短めですが、
同チャンネルには様々な長さの音楽が揃っているので、好みに合わせて選ぶことができます。

③これが一番眠れます

もはやサンキュー、YouTube
再生回数はそこまで多くないものの、なぜかわたしはこれが一番ストンと眠れます。

深い眠りにつきたいときに聞くBGM 睡眠導入音楽【レム睡眠】リラックス効果、ヒーリング効果 - YouTube



眠れない夜も、音楽で自分を浄化できる時間になりますように(*˘︶˘*).。.:*♡